川崎市宮前区鷺沼地区の再開発についての情報誌が発行されているの、ご存じですか?
それがこの、【宮前区のミライづくりプロジェクトニュース】
全4ページのリーフレットです。
第3号まで発行されており、最新号(第3号)は2022年2月下旬から3月下旬に宮前区内の全戸へ配布されました。
- 宮前区役所
- 向丘出張所
- 宮前市民館
- 川崎市 鷺沼行政サービスコーナー
にも置いてあります。
さて、この【宮前区のミライづくりプロジェクトニュース】
どうも行政の書く文章って、わかりにくい・・・と感じるのは、私だけ?
まぁ、正確に過不足なく伝えるためなのか?少々言い回しが、周りくどく感じます。
そこで、小学5年生でもわかるように短くまとめてみたのが、このシリーズ。
題して
「小学5年生にもわかる!『宮前区のミライづくりプロジェクトニュース』を短くまとめてみた」
それではさっそく、いってみましょう~
「宮前区のミライづくりプロジェクトニュース第3号」のページ構成
具体的にはまだ何も決まっていない・・・
【オモテ面】

1ページ(表紙)・・・「宮前区のミライづくりプロジェクト」の説明と全体スケジュール(予定)
4ページ・・・Q&A
【ウラ面】

2ページ・・・「宮前区のミライづくりプロジェクト」の概要
3ページ・・・「鷺沼駅前地区再開発事業」の概要
という、構成になっています。
「宮前区のミライづくりプロジェクトニュース第3号」をざっくり言うと・・・
P1「宮前区のミライづくりプロジェクト」ってなに?

「鷺沼駅周辺の再開発を “宮前区をよりよいまちにするチャンス!” とし、だれもが生活しやすい街をつくるプロジェクト」
です。
もう少し詳しくいうと
鷺沼駅のまわりでは「再開発準備組合」という、再開発地区の企業や団体でチームを作り、鷺沼再開発の準備を進めています。
川崎市としても、この鷺沼再開発を “宮前区をよりよい街にするチャンス!” と考えています。
そこで川崎市は、鷺沼再開発による今後の公共施設や公共交通などのあり方や、基本的な考え方を決め(※1)、それに沿った取り組みを「宮前区のミライづくりプロジェクト」と名付けました。
鷺沼再開発による今後の公共施設や公共交通などのあり方や基本的な考え方をまとめたもの。
・・・と、ニュースレターの冒頭には書いてあります。
全体スケジュール(予定)
鷺沼駅前の工事が始まるのが2024年ごろから。
新しい鷺沼駅前として生まれ変わるのが2026年以降となる予定です。
P2「宮前区ミライづくりプロジェクト」について
「宮前区のミライづくりプロジェクト」4つの取り組み
「宮前区のミライづくりプロジェクト」は川崎市が作った「鷺沼駅周辺再編整備に伴う公共機能に関する基本方針」を基にしたプロジェクトです。
ではその「鷺沼駅周辺再編整備に伴う公共機能に関する基本方針」とはどんなものなのか?
主な4つが、2ページ目にあります。

- 新しい鷺沼駅前に移転する宮前市民館・図書館・区役所のあり方を考える取組
- 現在の区役所などの施設をどうするか?考える取組
- 向丘(むかいがおか)出張所をもっと活用する取組
- 鷺沼駅へのアクセス向上の取組
が、あります。
①「新しい鷺沼駅前に移転する宮前市民館・図書館・区役所のあり方を考える取組」をざっくり言うと、

新しい市民館・図書館・区役所は、市民のみなさんの意見を聞きながら、建物も内容も含めて便利でいいサービスを提供できるように計画していきます。
- 市民ワークショップを全9回行った
- 子どもからベテラン世代まで延べ約250名の方が参加
- 新しい施設での事業やルールなど、多くのアイデアをいただいた。
- その結果はニュースレター等で配信済み
などで、市民からのご意見をいただきました。
と書いてあります。
②「現在の区役所などの施設をどうするか?考える取組」をざっくり言うと、

これまでは、
- 市による施設・土地の保有
- 宮前区や周辺地域の今後の課題やニーズの整理
- 市民みんなで一緒に検討する
に沿って準備をしてきました。
2022年は、本格的に市民参加による検討を開始します。
- 関係団体等への説明・ヒアリング
- 区民意識アンケート、ワークショップ
などを実施し、2023年の「(仮称)宮前区役所等施設・用地の活用に関する基本方針」の決定に向けて進めていきます。
と、書いてあります。

③「向丘(むかいがおか)出張所をもっと活用する取組」をざっくり言うと、

これまでも地域に関心を持ち関わってもらえるように、市民のみなさんのご意見を聞きながら、2022年に「宮前区役所向ヶ丘出張所の今後の活用に関する方針」を決めました。
この方針では下図のような考え方をまとめました。
向丘出張所に求められる機能
- 地域の居場所
- 活動・交流の場
- 情報受発信
- 生涯学習
- 図書サービス
- 防災
- 相談
- 行政手続
と、書いてあります。
④「鷺沼駅へのアクセス向上の取組」をざっくり言うと

鷺沼再開発により、駅前ロータリーの拡大や交差点を少なくするなど、駅前の交通改善を行います。
路線バスの充実に向け、バス事業者と一緒に取り組みを進めます。
と、書いてあります。
P3「鷺沼駅前地区再開発事業」について
準備組合「再開発の内容をもう一度考える」
再開発準備組合(再開発を考えるチーム)より「2020年から続く新型コロナ危機により、再開発の以下の点をもう一度見直したい」とお話がありました。
- 基本的な考えを踏まえつつ、引き続き再開発事業を行う
- オープンスペース(建物がないスペース)や職住近接(※2)のニーズに対応し、この先市民が、安心快適に利用できる施設や機能について再度検討する
と、書いてあります。
自宅と勤め先の距離が近いこと。
つまり、通勤時間が短くて済むこと。
具体的な再検討内容は?

にぎわい・ウォーカブル
・まちに開かれた、居心地がよく歩きたくなるまちなみ
・線路を挟んだ南北のまちの一体感を出し、駅や施設にスムーズに行けるように
魅力的な「駅まち空間」の整備
・駅から周辺市街地へつながる歩行者空間を作り、あちこち巡り歩けるようにする
・店舗や公共施設、商店街と一緒に「いつも人が訪れれる駅まち空間」を作る
・公共事業者と一緒に、ユニバーサルデザイン(※3)に対応した安全快適な公共乗り物の使いやすさを上げる
オープンスペースの拡充・利活用
・地域住民の活動やイベントが積極的に開催できる広場の整備や仕掛けづくり
緑化・脱炭素化
・将来に向け、脱炭素化や自然環境を悪化させない取り組み
防災
・災害時の広場・オープンスペースの活用等
と、書いてあります。
年齢、性別、文化、身体の状況などに偏らない、すべての人のためのデザイン
これからのスケジュールは?

- 2023年度→再開発事業認可
- 2019年度~2031年度→全体提供開始
川崎市から準備組合への対応

川崎市からは以下の4点を準備組合に伝えています。
- 再開発に出来るだけ早く着手し、地域へのいい効果を見せてください。
- 魅力的なまちづくりの中心となる場所にするための「駅・駅前広場・周辺市街地を一体としたまちづくり」をしてください。
- これまでの市民意見も参考に、建物・サービス両面で将来にわたり安心快適に利用できる取り組みをしてください。
- 多世代の多様なライフスタイルに対応し、一日過ごせるような都市機能の導入
と、書かれています。
P4「よくあるご質問」について

P4「よくあるご質問」は川崎市から市民への正式な回答が書かれています。
なので、「言い換え」るのは良くないかな?と思い、言い換えはやめました。
鷺沼 再開発についての市民からの質問と行政からの回答は、こちらにあります。
「宮前区のミライづくりプロジェクトニュース第3号」まとめ
鷺沼 再開発は、新型コロナの影響で当初のスケジュールより2年程度遅れています。
実際の工事が始まるのも2024年以降になります。
その間は、どんな風に作り変えるのか?私たち市民の意見を聞きながら内容の調整をしていくようです。
このニュースレターは発行されたら、またできるだけ簡単な言葉で、分かりやすくお伝えしますね。
現場からは以上です!